指先のできもの
20歳を過ぎたUちゃんという猫ちゃんが来院したのは12月のこと。
そこまでの高齢に見えないUちゃんですが、後ろ足の一本の指先が腫れてきたとのことでした。
最初はよく見ないとわからないくらいの腫れでUちゃんもそれほど気にしている様子はなく、レントゲン写真と針生検をした後経過観察をしていましたが、だんだん大きくなってきて指先の腫れが2cmくらいに達したところでさすがにぱっと見ただけで異常が分かるようになり、さらにレントゲン写真での見え方にも変化が出て来たことから、ついにご家族も手術の決断をされることになりました。
猫としては高齢なUちゃん(なんと、病院スタッフと同じ年齢だったりします!)は術前の詳細な検査の結果も手術に影響するような問題は見つからず、本日手術となりました。
今回のできものは硬く、指の中の骨にまで影響が出ていたため、完全に切除するためにはこの指を犠牲にするしかありませんでした。しかし逆に言えば、幸いまだ指先だけに留まっていたため、この指を犠牲にすることで足や体を守ることができる可能性が高いといえるでしょう。
手術後の足はこのような感じ。手術直後で毛がなく、糸もついているから気持ちのいいものではないですが、それでも思ったほど違和感のあるものではないのではないでしょうか。傷がきちんと治って毛が生えてくると、言われなければ気づかない程度のものであると思います。

術後のUちゃんは静かに点滴されていましたが、夜には元気になって帰っていきました。
傷が治るまでは足先の包帯とエリザベスカラーが必要になるのでちょっと邪魔だと思いますが、抜糸が済めば今までよりずっと生活が楽になるはず。


















